元気がなく、食欲も低下した血尿のモルモットちゃんです。
モルモットちゃんは膀胱炎や尿石症が多い中、生殖器疾患も発生します。
この子は血尿だけではなく貧血、腹囲膨満、外部生殖器の肥大もありました。
よってレントゲン検査を行ったところです。
腹部の腸管の変位と左右両側の占拠領域を認めました。
全スタッフの力を借りて高齢のモルモットちゃんを支え、この子も頑張り、手術は無事終了しました。
子宮と卵巣を切除し皮膚腫瘍も切除することができました。
術後当日から食欲もあり痛む様子もありませんでした。
よく頑張ってくれました。
レントゲン像は術後の画像で腹部にある白いものは卵巣摘出時に使用した血管止血用のチタン製ヘモクリップです。
体内に残しておくよう作られています。
現在は血管シーリングシステムを用いています。
高齢のモルモットさんが来院しました。会陰部に腫れがあり触ると痛がっていました。
触診とレントゲン検査で尿道に大きな尿石がありました。それにより痛みがあったようです。
会陰部を切開して取り出すことにしました。
やはり大きな尿石が摘出されました。
尿道部はデリケートな部位のため術後軽度の感染がありましたがそれも収まり、今は痛みもなくなったようです。
痛みから解放されたモルモットちゃん、よかったね。